タグ別アーカイブ: 歴史

タイ旅行に行く人へ、タイ人を驚かせる「クルンテープ」

 

「日本人は私がこれまで会った中で、もっとも好感のもてる国民で、日本は貧しさや物乞いのまったくない唯一の国です(オリファント 幕末)」「逝き日の面影 平凡社」

 

IMGP9499



以前、「マハ(偉大な、大きい)」というサンスクリット語について書きました。
この「マハ」が、日本語の「摩訶不思議」の「摩訶(まか)」の語源となった、という話です。

 

インドの「マハラジャ(大王)」の「マハ」も、「マハトマ・ガンディー(偉大なる魂:ガンディーのこと)」の「マハ」で同じです。

 

今回も、サンスクリット語つながりで、もう一本記事を書かきたいと思います。

このサンスクリット語の「マハ」という言葉は、日本だけではなく、タイなど東南アジアの国々にも伝わって、現在も使われています。

 

「世界で一番長い名前の首都は知ってる?」

バンコクで、同じ年ごろの日本人と知り合い、ご飯を食べているときに、そう聞かれことがあります。

 

幸い、それは、知っていました!
スリランカの首都の「スリジャヤワルダナプラコッテ」です。

「いや、実は、違うんだよね。答えは、タイの首都なんだって。『バンコク』っていうのは、正式名称じゃないらしい」

 

ということで、自分は勘違いをしていたらしい。
「でも、その正式名称が長すぎて覚えていないんだけど」
なんだ、知らんのかい。
と、そのときは思ったけど、確かにこれは覚えられそうにない。

 

「バンコク」というのは、外国人が使う呼び方で、タイ人は、4これとは別の正式名称で呼んでいるようです。

 

在日タイ大使館のHPには、このようにあります。

 

「外国人はタイの首都を「バンコク」と呼びますが、正式名称はバンコクではなく以下の通りとても長い名前です。 普段、タイ人は正式名称の初めの部分「クルンテープ」を首都名として呼んでいます。
正式名称
“クルンテープ・プラマハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロックポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット”」

 

あまりにも長いので、普通は、タイ人でも覚えていないといいます。
私は、これをすべて言うことをができたタイ人には、今までに2人しか出会っていません。

 

タイ人は、大抵、「クルンテープ(天使の都)」か「クルンテープ・マハーナコーン」と呼んでいるようです。
このHPにある「プラマハーナコーン」の「プラ」は無視していいです。

 

ちなみに、タイ語の「プラ」は、「聖なる」「仏像」「僧」という意味があり、「ワット・プラケオ」の「プラ」や、ラオスの「ルアンプラバーン」の「プラ」でも使われています。

 

あるとき、タイ人から、「バンコクは、どうだ?」と聞かれたので、何気なく「I like this city  クルンテープ・マハーナコーン」と言ったら、そのタイ人が目を丸くしていました。
「よく知っているな!驚いたよ」
と、喜んでもくれましたよ!

 

これで味をしめたので、「クルンテープ・マハーナコーン」を別のタイ人に言ってみたところ、同じようにびっくりしましたね。

 

「おまえは、タイ人だ!」というお褒めの言葉もいただいたり。
「クルンテープ」だけでなく、「クルンテープ・マハーナコーン」まで言うのが、ミソですよ。

 

この「マハーナコーン」の「マハー」というタイ語が、「マハ」と同じサンスクリット語で、はるか昔、インドからタイに伝わった言葉です。

 

写真の仏像(頭部)がある寺も、「ワット・マハタート」で「マハ」があります。

 

「マハー」が「偉大な」、「ナコーン」が「都市」という意味で、「マハーナコーン」は、「偉大な都市」になります。
バンコクの正式名称の中には、3つ「マハー」があります。
すべて、サンスクリット語の「マハー」でしょうね。

 

外国人が「ファランポーン駅」と呼ぶバンコクの中央駅も、正式名称は「クルンテープ駅」です。

タイ人はやはり、こちらの言い方をしているようです。

 

タイ人にとっては、「バンコク」よりも「クルンテープ」の方がなじみがあるし、普通は外国人も使わないから、この呼び方を外国人がすると親しみを感じてくれますよ。
タイに行ったら、ぜひ、試してみてください。!

 

ランキングに参加しています。
良かったら、下のボタを押してください。

 

ツイッターしてます。
folow me plz.
@amamatsushizuo3

このブログには、姉妹編があります。良かったら、こちらも、ご覧ください。

・旅行ブログ「ゆかしき世界

 

・英会話ブログ英会話で『ええ会話』」

今、ネイティブから習っているレッスンを復習代わりに、ここで紹介しています。 内容は、中学レベルの英語が中心です。 ただで、レッスンが受けれるようなもので、お得ですよ。

日本のイルミネーションの始まりは、日露戦争から。

 

「人力車に乗って田舎を通っている間に、徐々に気がづいたのは、垣根や建物を穢なくする記号、ひっかき傷、そのたが全然無いとである。この国には、落書きの痕をさえとどめた建物が一つもない。(モース 明治時代)」

IMG_4838

 

イルミネーションがきれい時期になりましたね。
これは、最近知った、ただの「マメ知識」です。

このイルミネーションが日本で始まったのは、日露戦争のころのようです。

 

 以下、「明治の話題 ちくま学芸文庫」を参照して書きました。青文字が、抜粋になります。

 

 「東京のイルミネーションは多分日露戦役中からであらう。戦争が終わって海陸将兵の凱旋(がいせん)する頃には、凱旋門をはじめ、市内の各所にイルミネーションが点ぜられ、都人士の眼を眩(まばゆく)くした」

 

 東京の各所に、「凱旋門」があったこと自体驚きですが、当時の日本人には、イルミネーションは特別のものみたいだったようです。

 

 ところで、日本人が初めてイルミネーションを見たら、どのように感じるのでしょう?
当時の明治日本人は、こう感じたようです。

 

 「暗い東京の中でも特に暗い上野の一角に、夜ヶ(よなよな)イルミネーションがついて、不忍池の水を照したのだから、空が焦げるやうに感じたのは無理もない」

 

 また、夏目漱石は、こう言っています。

 

「生きてあらば、生きたる証拠を求めんが為(ため)にイルミネーションを見て、あっと驚かざるべからず」

 漱石は、「生きている証拠を求めるために」、イルミネーションを見に行くよう勧めています。

 

ただ、イルミネーションは、「こんな事は東京よりも大阪の方が先鞭(せんべん)をつけてゐた」とあります。

 

 やはり、大阪人は、昔から派手好きだったみたいですね。

 

ランキングに参加しています。
良かったら、下のボタを押してください。

 

ツイッターしてます。
folow me plz.
@amamatsushizuo3

このブログには、姉妹編があります。良かったら、こちらも、ご覧ください。

・旅行ブログ「ゆかしき世界

 

・英会話ブログ英会話で『ええ会話』」

今、ネイティブから習っているレッスンを復習代わりに、ここで紹介しています。 内容は、中学レベルの英語が中心です。 ただで、レッスンが受けれるようなもので、お得ですよ。

知ってましたか?日本語にあるサンスクリット語 ~例えば「カルピス」~

 

以前、別のブログでこんな記事を書きました。

「暴力のすすめ」 by  ガンディー

その「ガンディーつながり」で、今日は雑学的な記事で書いていきます。

 

インドで、ガンディーは「マハトマ・ガンディー」とも呼ばれています。
この「マハ」は、「偉大な」という意味のサンスクリット語です。 ちなみに、「サンスクリット語」とは、こんな言語です

 

 「インド=ヨーロッパ語族に属するインドの言語。梵語(ぼんご)とも呼ばれ、古代インドでは共通語として活用された。現在もインドの公用語の一つになっている(世界史用語集)」

 

「マハトマ」を日本語にすると、「偉大な魂」になります。
この「マハ」は、「マハラジャ(大王)」の「マハ」と同じ言葉です。
このサンスクリット語の「マハ」は、世界のいろいろな国に伝わり、現在も使われています。

 

日本も例外ではなく、すっかり日本語になって、現在でも多くの日本人に使われているのです。
これから、そんな「サンスクリット語由来の日本語」をいくつか紹介してます。 下の言葉は、「日常語から分かる仏教入門 ひろさちや」を参照にしました。

 

まず、この「マハ」という言葉は、日本語では、「摩訶(まか)」になりました。  「摩訶不思議」の「摩訶」です。
意味は、マハと同じく「大」でしょうね。

 

・「仏陀(ブッダ)」

これはサンスクリット語で、「(真理に)目覚めた人」という意味になります。  

 

・「旦那(だんな)」

サンスクリット語で「布施をする人」のことを「ダーナパティ」と言ます。
この言葉が日本語の「旦那」になりました。

 

・「南無(なむ)」

「南無阿弥陀仏」「南無法蓮華教(なんみょうほうれんげきょう)」の「南無」ですね。
この言葉は、「帰依する」を意味するサンスクリット語の「ナマス」に由来します。  

 

現代のインドのあいさつ「ナマス・テー」の「ナマス」と「南無」は、同じサンスクリット語由来の言葉です。
「ナマス・テー」は、「あなたを尊敬(に帰依)します」という意味です。

まあ、この言葉をインド人が使うとき、本当にそう思っているかは知りませんけどね!

 

・「島(しま)」

ここでいう「島」は、「アイランド」ではありません。
「この辺は、オレのシマだ」というように、一定の区画を表す「シマ」です。
この「島」は、サンスクリット語の「シーマ ー」が語源になっている、という説があるといいます。

 

・「魔(ま)」

サンスクリット語の「マーラ」が語源です
意味は、「死にいたらしめるもの」「殺すもの」。
怖いですね!

それが、「仏道修行の妨げとなるもの」の意味になり、人の心を乱したり、善い行いをするのを邪魔するようなものを「魔」と呼ぶようになりました。

 

・「斑(まだら)」

まだら模様の「まだら」は、サンスクリット語の「マンダラ(本質をもったもの)」が語源となっています。
チベット仏教の「マンダラ」と同じ言葉ですね。

 

・「琵琶(びわ)」

サンスクリット語の「ヴィーナー」が語源です
弁天様が持ってる楽器で、琵琶湖という湖名にも使われていますね。

 

・「瓦(かわら)」

「鉢(はち)」や「頭蓋骨」を意味するサンスクリット語の「カパーラ」が語源です。
それが、なんて屋根の「瓦」になったのでしょう?
よく分かりません。

 

・「塔(とう)」

サンスクリット語の「ストゥーパ」が語源です。
ストゥーパとは、「もとはブッダの遺骨をおさめるための建造物のこと。 仏像出現以前、信者は これを礼拝していまた。

 

「インドでは石造であるが、中国・日本では木造となった(世界史用語集)」

 

というものです。
このサンスクリット語を、中国人(西域人?)が、漢字で「卒塔婆」と書き表し、それが省略されて「塔」になりました。
以前見たテレビ番組では、日本にある三重の塔や五重の塔などの「塔」とは、「釈迦の遺骨があるお墓のこと」と解説していました。

 

・「カルピス」

カルピスが発売されたのは、第一次世界大戦が終わった翌年の1919年のこと。
このとき、当時の社長が、新しい飲み物の命名を仏教学者に相談したところ、仏教の言葉の「醍醐味」をすすめられたそうです。

 

この「醍醐味」は、サンスクリット語で「サルピス」と言 います。
このサンスクリット語に、当時の日本で人気があった「カルシウム」を足して、「カルピス」という飲み物が生まれたということです。

 

「体にピース」は、「平和」のピースと「サルピス」の「ピース」をかけたものですかね? こうした言葉の伝来をみても、インド文明の影響力の強さを感じますね。

 

良かったら、下のボタンをクリックください。


良かったら、こちらもどうぞ。
旅行ブログ「ゆかしき世界